時々、体調不良になる日がある

介護をしている一日の流れを書き出してみる。

AM5:30 起床、親のおむつのパッドを取り換える
AM6:00 自分の分だけ先に軽食を取る
その後親の朝ごはんの支度をするため台所に立つ。
8割がた用意し終わったら、親の顔拭きのタオルをレンジでチンして
顔を拭く。あたたかい塩水を150cc作って飲ませる。
体温、血圧、心拍数をチェックし記録を書く。
車椅子に移乗して服を着替えさせる。
この日は小水でシーツ、下着上下、肌布団が濡れていたのでオムツの
取り替えをしてから軽く体を拭いて着せ替えをした。
その後、おしっこで濡れた衣類一式を洗濯機に入れ洗濯をする。
AM7:30 車椅子をテーブルに連れて行き食事エプロンを首にかける。
食事の様子をみていて腕が震え指に力が入らないようなので食事介助をする
AM8:20 食事が終わり口くうケアをする。
ケア後、食事前に行うはずだった口の運動を行う
(本人が一人ではやらない為一緒にやる必要がある)
AM8:30~9:00 食事の片付けと薬を飲ませる
自分の洗顔、整髪、着替えなど自分の身支度をする
AM9:00 ベッドに移動させる(体温が高かった為休ませる。
本当は食後、すぐ寝させてはいけないので、頭部を高くして寝させる。
AM9:00 ナースから連絡の電話が来て、急患のため遅れる
内職を開始する
AM10:30 ナース到着、バイタルチェックと導尿して帰っていく。
AM11:30 昼食の準備を開始、おかゆを食べさせる。口くうケアは省略版で
ぶくぶくうがいと入れ歯洗浄をする。
食事が終わったのでベッドへ移動する。車椅子からベッドへの移乗をして寝かせる。体温38度6分、ドクターに連絡する
PM2:00 1時30分から1時間ほど薬局が開くまで内職
PM3:30 薬を貰いに薬局へ行く。4時ごろ帰宅し、すぐ薬を飲ませる。
PM4:30 内職1時間
PM5:30 夕飯の支度、検温、血圧、心拍数を測って記録する。37度8分
自分だけ軽食をする。洗濯物を片付ける。シャワーをすませる。
PM8:00 親が目をさます。水分を取らせ検温37度4分。おかゆを食べれるか
聞くと食べるというので夕飯を食べさせる。誤嚥なし。口くうケアをして
ベッドへ移乗、おむつをして寝かせる。頭を高くしたまま食後
2時間後に水平にベッドの高さを調整する。
PM9:00 体調が気になるので早く寝る
AM12:00 検温37度3
AM4:00 検温37度0
AM5:30 起床、オムツ交換と同時に検温37度0

今回はトラブルが深刻でなかったので助かった。
感染症の発熱のようだった。
感染症の感染の代表は肺炎か腎臓かどちらか。親の場合は両方やっている。

今回は尿路感染とかいうやつだと思われる。
導尿のおしっこがすごい汚れていたからだ。Drに話したら抗生物質の飲み薬を処方して下さった。

睡眠時無呼吸症候群の回数に達しない為、診断はされなかったが夜間しょっちゅう息が止まり、深呼吸をする。口を開けて寝るので唾を肺に吸い込んでしまい細菌性肺炎をやらかしている。
DRは「土からとかエアコンとか、人から移ったとかあるので原因は不明だよ」と説明を受けている。

その後、さまざまな情報をたどり、私は親は自分の唾を吸い込んでいるのだと思っている。
二年前はそういうことに無頓着だったため、細菌性肺炎で入院した。その後はかなり真剣に口くうに注意を払うようになった。今のところ細菌性肺炎にはなっていない。いや、なっているかもしれないが、重症での入院にはなっていない。
軽いうちに薬で菌を殺しているか、親の体力のおかげで回復しているか、どちらかだろう。

尿路感染は膀胱から腎臓へ逆流でおこるようで、一気に短時間で高温の熱が出る。一時間に1度体温が上がり、あっという間に39度になる。当人はガタガタ震え、筋肉に力を入れてくいしばってしまう。見ているだけでも異常な状態と分かる。機嫌が急激に悪くなり、口を利かなくなる。

CTの検査の時、DRがあれ、どうしてこんなに広がっているんだろう、と話してみえたが、膀胱から腎臓への管が開いているそうだ。
ひょっとすると、脊髄損傷をしたときになったのかもしれない、と私は思ったが確認はできていない。

とりあえず、今回は大したことなかったが、今年に入ってからこういう感染症によると思える高温の熱がたびたび出るので、内職をやっていても仕事が予定通りにいかなくなる。

治ると自分で車椅子を操作して動き出すが良く床に物を落として拾ってくれとか取ってくれとか言い出す。床の物は拾ってやるが、手のとどくところの物や、今やらねば危険なものまで助けている暇はない。
あたりまえだが、かまってやっている暇はない。こちらは忙しい。
内職の期限があるのだ。