8050問題
NHKが募集を始めている。
8050問題と名称までつけてある。
そして生活困窮者支援窓口へのお奨めまである
自分自身が、まあ、客観的に見て、この問題のさなかにあるのだろうと思う。
行政に何ができるのか、と思う。
政策の法令化した、それも実効性のあるものがあるのかと。
役人、つまり彼ら行政は法令化したものでなければ動けないのだし、名称や機関が設置されていても、ただそれだけで、枠が設置されただけ、と考えている。
生活保護とかODAのような、政府の援助はむしろ今、自国民へ回すくらいのものが無ければ何ともならない。そして今は借金だらけで国に予算の財源がない。
中途採用の枠、40代以降の正社員枠が一体どれだけあるのか。
派遣が出来てその時々の仕事だけ。アルバイトでは仕事は会社への低賃金奉仕状態だ。
労働組合もない。社会保障も労災と雇用保険だけ。
子供が出来てから離婚した夫が、妻に養育費を支払わない場合、給料差し押さえして子供へ送るシステムを法案化の話が持ち上がった時のように、企業から差し押さえて労働者へ送るシステムがあってもいいと思う。経団連の言いなりになりすぎだ。企業には、若いころに働いた高い利益が残っているのだから。
今の人に労働力の搾取とか言われても当然だと思う。
私が金儲けをしようと思ったら、安い労働者を集めて、小銭を集めた方が良いと思うくらいだ。
以前も書いたが本当にあほらしいほど賃金が安い。
2時間おきに水分を取らせるとなると自分では用意できないので職場を往復しようとすると全くと言っていいほどバイトの時間が取れないのだ。
一旦家へ戻ると、家を出るとき一通り戸締りやら火の用心やら、本人の状態をみてからでるためめちゃくちゃ時間がかかる。気を使うのだ。ちょろちょろっと動くときがある乳幼児を家に残して出かけるようなものだ。
ずっと職場にいるかずっと家にいた方がどうしたって効率が良い。
ちょいちょい手助けを必要とするのと、まとめて手助けするのとは効率が違うのに、介護保険の介護にかかる時間の算出はまとめて何時間とかになるので、現実的ではないのだ。現実はまとめてやるには本人が耐えられず他の問題を引き起こす。たとえば事故とかだ。
家で介護をしない人が働いて、介護の基準を作っているのだから、当たり前だ。現実とかけ離れたプランが法令として通るのだということ。
なんというかネーミングが悪い。
8050問題ではなくて8050要救助の間違いだ。
貧困は財源をなんとかしてばらまけばいいかもしれんが孤独はそういう物理的なもので解決できない。
自分ではどうすることもできない檻に捕まってしまった。