春なのに寒い

さすがに今日は寒い。四月になったら石油ストーブ用の灯油を買い足すのをやめていたが買わなくてはならないかな、なんとか節約して10日ごろまで持たせられないかな、と、けち臭いことをやり始める。買ってきて余ってしまって困るのが嫌だからだ。

親は昨日、ナースに尿カテーテルで残尿を取ってもらっていた。トイレの後一時間半ほど経って60CCほどたまっていた。白濁はごく少量あった。二か月前の白濁が50ccほどあった時を思うとずいぶん澄んで綺麗な尿になっていた。少し安心した。

そして今日、ニュースで宮本亜門さんが前立腺がんというニュースを見る。がん、と聞くだけで私は震えあがってしまう。怖い。毎日みる青空も、気持ちが暗く落ち込んでいるとまったく目に入らない。ずーんと胸に重しがあるようないやな思いになる。落ち込む。足のふくろはぎから足の指までシャワシャワとした変な感覚が起きる。急に人恋しくなってひっつきたくなる。

原因のところを読んで食事や生活を見直す。
私は、親は、死ぬとき、どんな生活をしたいのだろう、と思う。
どうせ急にわかっても多分、何も変わらない。何もできない気がする。出来るならいつもと同じ生活をしたい。心が安らぎ、出来るだけいつもと同じ穏やかな時間を過ごしたいと思う。ただただ怖い。私は怖がりなのだ。

朝太陽が上がるとホッとする。子供のいる人は将来を夢見て心配をするのだろうが、親のいる私は将来は当然死と向き合うので今の穏やかな生活が続くよう願う。体調も心もなるべく穏やかに健やかが一番の願いだ。どんなに年を重ねても死は怖いのだと思う。私自身とても怖い。いくつになっても変わらない。

市役所の助成される紙おむつの金額が昨年より1割減らされることになった。予算が無くなってきたのかだんだん高齢福祉にかかる金額が減っていく。
住宅の改修工事の市の助成金も半額になった。隣の町の助成金は住宅の分は無いと聞いた。
気象といい、市の財政といい、四月に入ってお寒い状況だと思った。